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Burke [本]

この人でなしにぞっこん!

長い間、フィリップ・マーロウがナンバーワンだったのだけど、10年くらい前にバークと出会ってからは、ずっとバークが一番だ。世の中で一番、信じられる探偵。犯罪に手を染めたこともあるアウトローで、闇の世界のことを熟知しているペテン師。バークは「目に見えるものを信用するな」と教えてくれる。「おれのことも、簡単に信じるな」と。だから、バークの話を聞くときは常に緊張している。

ニューヨークのアンダーグラウンドで、バークが見ているものは酷いものばかりだ。それはもう、見たくもない、誰にも告げたくないものばかり。漆黒の闇の中で小さな心に植え付けられる恐怖と憎悪。幼い子どものからだに伸びていく腐った手が魂を壊していく。作り事ではないリアルな現実は、あまりに重い。「目を逸らすな」いつもバークの声がする。

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アンドリュー・ヴァクス「バーク・シリーズ」

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